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何故日本人は英語の発音が下手なのか。
今日は雨降り。 写真が撮れないので、先週末に撮ったハーブの写真でも。 ドライブラシ加工しちゃったので、写真というより絵っぽくなってしまいましたけど。 ギリシャ風のバジル。

c0087387_552507.jpg

覚書
◆イタリアンパセリ
◆パセリ
◆グリークバジル(ギリシャのバジルらしく、葉が小さい)
◆ラベンダー
◆セージ
◆イングリッシュタイム:小さな葉で裏が紫っぽい。
◆オレガノ

いつもは花を植えるんですが、今年は実益を兼ねてハーブの寄せ植えにしてみました。 寄せ植えの知識が全くないので、きっと何かが勢力を強めて、一種の独占地域になってしまうことでしょう(笑) 乞うご期待! 

あきらさんにいただいた紫蘇の種を植えようと思ったら・・・ないっ?! なくさないように何かと一緒に置いてたんですが、その何かを忘れてしまいました(汗) 頑張って探します(ゴメンナサイ)

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日本人と英語で話す機会がありました。
 
彼女:            アイシンクゥー ザットォー・・・
凌の理解:        愛真空 雑踏・・・(脱兎?) ・・・
後から気がついた訳:  I think that... (今考えればそうだったんですがw)

申し訳ありませんが、3単語で理解不能になったので、日本語に切り替えさせていただきました。 電話口の向こうから、「日本人でしたか・・・」と共に安堵のため息が聞こえてきましたけどw

彼女の英語を聞いていて、思い出したのが高校の英語の授業。 凌は教科書の一節を朗読させられてました。 その時読んだ一節にあった単語が、"Brenda"(人の名前ですね) それを発音した途端、近くから「ぷっ」という笑い声が。 それにつられて、「くすくす・・・」という笑い声が教室中から。 単語を間違えたかなと思って先生を見たら、次に進むよう促されただけだったんですが、後から、「Brendaだってw」と、/R/の発音を強調されて腹が立ったのを覚えてます。 自分は間違ってないとは思ってても、その瞬間の羞恥とその単語を覚えているということは、少なからずも傷ついていたんだと思います。 

日本人は英語の発音が下手というので有名(アジア人全般に言えることですが) その一因には、「先生が発音を教えられない」というのもあるんですが、それに加えて「集団に混ざりたい」日本人特有の団体意識があると思います。 10人の内8人が/R/の発音が出来なかったら、8人が結束して/R/の発音が出来る残り2人を笑いものにするということで、劣等感を紛らわせているのかもしれません。 これは発音に限ったことじゃないですけどね。

理由はどうであれ、言語の癖というものは、一度習得するとなかなか捨てられないものです。 あの頃凌の/R/の発音を笑って日本語の「ら」行で発音していた人達は、今彼女の様な英語を話してるんだなぁと思ったら、少しだけ古い傷が癒されたような気がしました。 意地悪でごめんなさい^^;

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今日はいつもの《つづきべや》は、お休み。 久し振りに真面目に《発音》を語ってみたいと思います。 下の《音声学101》というところをクリックして《続き》を読んで下さいね。 「発音なんて無茶苦茶でも意味が通じればいい」と仰る方もいらっしゃいますが、はっきり言って発音が悪いと意味が通じません(汗) "think"(思う)と"sink"(沈む)は、全く意味が違いますからね。 諦めて努力していただきたいと思います。 

日本人の多くは、どうして英語の発音が出来ないのか。 ジャパングリッシュをいかに英語に近づけるか・・・ なるべくわかりやすく書いてるつもりですが、音を文字で書き表すのはなかなか難しいですね。 わからない部分があったら質問していただけると嬉しいです。 一応本職は言語療養なのでこれが凌の専門。 食玩は一時の気の迷いです(笑)




外国語の発音は、発音の方法を教えてもらわないと習得するのは不可能です。 「じゃ、外人に英語を習えばいいじゃん」というのが端的な解決法なんですが、あまり有益な方法とは言えません。 英語が母国語の人達は、常にその発音の中で育ったから発音が自然に出来るだけで、それぞれの音が口の中でどういう器官をどの様に動かして発音されているのかは理解してない人がほとんどです。 小さい内ならまだしも、大人(厳しいようですが8歳以上ですね)になってから外国語を習う場合、「自然に覚える」というテクニックより、「理解して学ぶ」というテクニックを使った方が、最終的には時間も努力も短縮出来ることだと思います。 「聞くだけで発音が上手くなる」なんてものは、大嘘ですので騙されないようにw

ジャパングリッシュをEnglishに近づけるコツをいくつか紹介したいと思います。 わかんなかったらごめんなさい。 簡単にわかっちゃったら、言語学に4年、言語療養学に2年も費やした凌の立場がないんですけどね^^;

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先ずは、母音の発音。 日本人が英語を発音する際に一番難しいのが母音。 何故かというと、下の図の通り。


c0087387_6325112.jpgc0087387_633432.jpg

左の図は、英語の母音が口腔内の何処で発音されているかを示している図(クリックすると大きくなります) 右の図が、日本語のように母音が5つしかない場合の発音配置図。 明らかに種類の多さで日本語は負けてますね(笑) 5母音に慣れた日本人の耳では、英語の母音のバリエーションは聞き分けにくいんです。 そうなると、英語の発音を習得するには、音の聞き分けから入るより舌の置き場所と唇の使い方をマスターした方が断然早いということ。

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例えば、"cat"の《a》。 日本人は、「キャット」と普通の《ア=a》で発音しがちです。 "cat"の/a/は、/ae/(発音記号が書けないんですが、aとeがくっついたようなもの)であって、/a/ではありません。 aとaeのある場所を左上の英語の母音図で探してもらうと、微妙に位置が違うと思います(aeの方が左上にあります) ということは、いつもの日本語の《ア》よりも舌の位置を上げ気味に(《え》に近い)、更に前方に舌を持っていく必要があります(左が口の前方という意味なので)

実際に目の前でデモンストレーションを見ないとわかりづらいかも知れませんが、言語によって母音の数に差があること、聞きなれていない母音の差はなかなか聞き取れないということ、音の差が聞き取れなくても口腔内の器官の配置を理解すれば発音は出来るということをわかっていただければいいと思います。 

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比較的簡単な母音は、[ou]の発音。 母音の一種なんですが、diphthongという母音がふたつ繋がったものです。 日本語では母音を伸ばすというのに慣れているので、《オー》と発音してしまいがち。 これは、《オゥ》を意識して唇をすぼめると効果的です。

例えば、"Hello" これは、「へロー」ではなく、「ヘロゥ」 意識して《ゥ》を発音することで、かなり本格的な発音に近付くと思います。 これは簡単だったねw

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次に簡単な発音は、/th/。 この音は日本語にはないので、発音出来ない人がかなりいます。 コツは、舌を少し出して軽く噛むこと。 その状態で、「スー」と言ってみて下さい。 これが、"thin", "thick" の/th/の音です。 同じ舌の位置で、「ズー」と言えば、"this", "that" の/th/になります。 「こんなに舌を出して喋ってる人はいない!」と思うかもしれないけど、これを早く発音すると当然舌の出方も少なくなるというだけです。

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もうひとつ簡単なのに日本人が発音出来ていない子音に、/f/があります。 /f/と/h/は全く違う音です。 日本語には、/h/はあるけど/f/はないので、この差が聞き取り辛い人も多いと思います。 /f/を発音する時は、下唇を前歯(勿論上w)でゆるく噛むようにして、空気を逃がすといいと思います。 

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日本人が英語の発音を習得する際の最大の関門は、/R/と/L/。 もう何年も英語圏に住んでいる凌でも、たまに聞き間違えます。 でも悲観することはありません。 たとえ/R/と/L/の聞き分けが出来なくても、口腔内の下の位置を習得したら発音の区別は出来ます。 

/L/は比較的簡単。 舌を前歯の裏に押し当てて(強めに)、/la/と言えば、殆どの日本人が発音出来ます。 日本語のラ行は/L/に近いと個人的には思うんですが、日本人の言語学者達は、/R/の方が近いという結論を出したので、日本語をローマ字で表記する時は、《R》が使われます。 凌を責めないで下さいw

/R/は曲者。 

c0087387_7262583.gif

あまりいい図が見つからなかったんですが・・・ コツは3つ。

① 舌先を少しだけ上向きにカールさせる(図の赤い線左)
② 舌先は、上あごを触らない(宙に浮いてる感じ)
③ 舌の根元を後ろに引く(図の赤い線右) 上あごについては駄目です。

舌をこのように配置して、「あー」と言ってみて下さい。 普通の「あー」ではなく、/R/に限りなく近い音になると思います。 

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最後に・・・ 単語の最後が子音で終わる時は、絶対に母音を足さないこと。 例えば、"cat"という単語は、/k-ae-t/であって、「キャット」/k-ae-t-o/ではありません。 最後の音は、「と=/to/」ではなくて/t/。 母音の後に舌を/t/の位置に動かして、軽く上あごの前歯の後ろを叩くくらいでOKです。 日本語の音声学では、単語の最後が子音で終わるということがありません(異論もあるでしょうけど、ここではこのようにして仮定おきます) なので、日本人は子音で終わる英語の単語に母音をくっつけてしまうんです。 "that"を「ざっと」と発音してしまっては、英語圏の人には全く何のことかわからないので、気をつけて下さい。

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英語の発音が出来る人にチェックして(聞いて)もらうのが一番ですが、「こんなこと人前では出来ない!」と仰る方は、自室の鏡の前で頑張って下さい。 恥ずかしいと思うこと自体恥ずかしいと思うんですけどねw 英語の習得で一番簡単でかつ難しいのが発音です。 でも正しい発音の仕方さえ理解すれば、限りなく本物の英語に近い発音で英語を話せるようになると思いますので、諦めずに挑戦し続けて下さい。

たまには人の役に立ちたいと願う凌でした^^
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by ryo-diary | 2007-05-16 09:08 | LINGUISTICS。
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